本番のレースが目の前に迫ってきました。ここからはもう特別なことはせずに、疲労回復を最優先にした生活と、コンディションを落とさないためのランニング、ウォーキングを続けましょう。
胃腸の調子アップ、十分な睡眠で準備万端に
カーボローディングを行う人もいますが、上手くできてもフルマラソンぐらいの距離までしか持ちません。ウルトラマラソンでは、レース中の給食と給水が重要になります。このためには胃腸の調子が良いことが重要で、最後まで食べて飲めることが大切になります。レース前でも普段通りの食生活でOKです。腹八分で胃腸の調子を整え、レース中の給水給食を確実に行える体調を作りましょう。 |
スタートしたら周りのペースに惑わされてオーバーペースにならないように。後半走れなくなってから歩くのではなく、疲れる前から戦略的にランニングとウォーキングを織り交ぜることも手です。疲労してくると関門制限の計算ができなくなり焦りが生じるので、腕など、どこかに書いておき、確認できるようにしておきましょう。 |
給水、給食は「脱水、ガス欠」の症状が出る前、早めに。食べたもの、飲んだものがすぐに吸収されるわけではないので要注意です。柴又のエイドでは水はほぼ2.5kmごと、給食は15kmからほぼ5kmごとにありますので、早い段階から少しずつ摂るようにしてください。 |
私は日焼け対策より走りやすさを優先しています。下半身は基本はハーフタイツ。股ズレもしにくいし、ロングタイツほど脚の動きを制限しないのでお勧めです。ランパン、ハーフパンツは脚の動きは良いのですが、股ズレに注意します。機能性タイツ(ウエア)は、メリットがありますが、脚の動きを制限するのがデメリット。自分に合うか良く考えて、練習でも試してから着用を決めてください。 |
55km地点に置くドロップバッグの中身は、後半の展開を考えて用意しましょう。一般的なウルトラマラソンでは朝気温が低く、昼気温が上がり、夕方再び気温が下がります。後半の冷えを想定して長袖シャツなど保温できる装備を入れておきます。 |
越智コーチのドロップバッグの中身例
予備のシューズとソックス (たいてい使いませんが念のため。最近はなし) 予備のTシャツかランシャツ 長袖シャツ 予備の日本手ぬぐい 後半雨が予想される場合は軽量ウインドブレーカー ボトルポーチ 後半用の補給食、あめ、ようかん、場合によってはジェルなど 更に使用したウエアを入れる洗濯物用ビニール袋 すれ対策の白色ワセリン 日が落ちてからの走行がある場合はライト |
意外と忘れがちなこと、「走ることに集中したい」参加者がベストを尽くせるように、大会スタッフは準備から当日のエイドなどランナーのために頑張ってくれています。今までの練習の成果を生かし、走ることに集中し走ることそのものを楽しんで欲しいと思います。 |
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