本番1カ月を切ったら、疲労回復のための睡眠時間確保を最優先するようにしましょう。普段から睡眠不足気味の人は、走る時間を削る形でもいいです。週末のLSDでは最低2時間行いスタミナをキープします。疲労が残らなければ長くてもOKです。月間200km以上走っている人は平日の練習量を落とします。週の走行距離を2〜3割減らしましょう。走る時間を短くするか、速度を落として調整してください。それ以下、特に月間150km程度のランナーは、強度(ペース)を落とす程度にします。気持ちよく汗のかける程度のジョグやランニングは継続します。頻度はあまり落とさないのがポイントです。
筋肉量の減少に注意する
走り込み(練習)が順調な場合、身体も締まって体重が減少してきているかもしれません。体脂肪が減少し、筋肉量は維持もしくは微増していることが理想的です。LSDやペース走などハードな練習では筋肉にも負荷がかかっており、走るのに必要な筋肉まで減少している可能性があります。それが故障やパフォーマンスの低下につながり、最悪リタイアの原因になります。 |
レースに向けたカラダづくり&
レース当日の安定した走りを生み出す「アミノ酸」 トレーニングやレース中、失われている重要な成分が「アミノ酸」。その中でもコンディション維持に必要なバリン・ロイシン・イソロイシン(BCAA)は体内で作ることができないため、体外からの素早い補給が必要となる。日常的なアミノ酸の摂取で負担を残さないカラダをつくり、レース当日も的確なアミノ酸補給で最後まで粘れる、安定した走りを目指そう。 「アミノバイタル」GOLD 世界に挑むアスリートを支える必至アミノ酸4000mg(ロイシン高配合BCAAなど)が配合された最先端のスポーツサプリメント。 「アミノバイタル」パーフェクトエネルギー アミノ酸(アラニン+プロリン)5000mgと糖質を含んだ小容量のゼリー状エネルギー補給食品。後半まで途切れない全力のパフォーマンスを期待できます。 |
現在の自分の身体の状態、「疲労感」「痛み」に意識を集中してください。そのために睡眠、入浴、ストレッチを確実に行います。練習よりも睡眠時間確保を優先。また身体のどこかに痛みや違和感がないか、注意深く確認します。関節の痛みにはアイシングを15〜20分間確実に行いましょう。 |
アイシングの仕方
氷やアイスパックを患部に当て、15〜20分冷やすことで、皮下出血や体液の偏りを抑え、腫れや痛みを抑制するのが目的。ランニングによる筋疲労の回復法としては、運動によって上昇した筋温を素早く下げることで、微細な組織ダメージの修復を早めるために行われることが多い。 |
筋肉や腱の違和感、疲労感にはストレッチングで解消するようにします。立位体前屈などで柔軟性もチェックし、硬い場合は10〜30分かけて丁寧に、第2回で紹介したようなストレッチングを行うように心がけましょう。
疲労回復には入浴も有効な手段です。お勧めは、温浴で額から汗が出る程度身体を温め、その後水風呂に1〜2分つかる。これを3回以上行います。その際は十分に水分を摂取してください。のぼせて倒れたりしないように。
身体感覚が鈍く、疲労が溜まっていても意識できないこともあります。そんな時はマッサージや鍼灸などの治療を受けることも有効です。(RUNNETおすすめの治療院はコチラ)
練習後や夕食後のストレッチング、入浴で筋肉のハリを解消し血流をよくすることで、より質の高い睡眠が可能になります。寝つきが悪くなる可能性があるので、18時以降は「はぁはぁ」いうようなペースで走るなど、強い刺激を身体に与えないように。PC画面などもなるべく見ない方がスムーズに眠れます。寝る前に気分の落ち着く音楽を聴くのも良いでしょう。習慣化すれば、レース前日の夜にも役立ちます。
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